慢性骨髄性白血病
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
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慢性骨髄性白血病について「ユビー」でわかること
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慢性骨髄性白血病とはどんな病気ですか?
血液中の白血球に生じる、他の臓器における癌に相当する病気です。白血球が正常に働かず、感染を起こしやすくなったりします。
慢性骨髄性白血病への対処法は?
まずは医療機関を受診してください。
慢性骨髄性白血病の専門医がいる近くの病院はありますか?
慢性骨髄性白血病の専門医がいる病院を見る慢性骨髄性白血病のQ&A
- A.
慢性骨髄性白血病の末期症状は、貧血、感染症、出血傾向、臓器腫大、骨痛などがあります。
解説骨髄での正常な血液の産生(造血)が抑制される全身の症状と、白血病細胞の増殖による局所の症状に大きく分けられます。
<全身の症状>
<局所の症状>
- 全身のリンパ節腫大(はれ)に伴う圧迫症状
- 肝臓・脾臓の腫大(はれ)に伴う腹部膨満
- 頭痛や神経麻痺
- 骨の痛み
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本臨床腫瘍学会. 新臨床腫瘍学第7版. 南江堂. 2024
国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-11-22). - A.
慢性骨髄性白血病では軽度の貧血があり得ますが、むくみは治療薬の副作用で現れる場合があります。
解説日本の臨床試験に登録された481名の慢性期CML患者さんの報告にヘモグロビン中央値12.9g/dL (4.8~19.1、 男性64%)というデータがあります。
WHOの貧血基準では、成人男性で13g/dL未満、成人女性で12g/dL未満となっていますので、慢性期CMLでは軽度の貧血を認めることは少なからずあるようです。
一方、急性白血病様の病態を示す「急性転化期」には明らかな貧血がみられるようになります。
また、慢性期CMLでは、むくみ(浮腫)が直接的な症状として現れることは一般的ではありませんが、CMLの治療薬であるBCR::ABL1チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の副作用として、顔や足のむくみが報告されています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るK. Ohnishi, et al. Cancer Sci. 2012, 103(6), 1071-1078.
小野 孝明. III.慢性骨髄性白血病における診断と治療のキーポイント. 日本内科学会雑誌. 2022, 111, 1357~1363. - A.
病気が進行した場合には発熱がみられることがありますが、症状の程度は患者さんにより異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る慢性骨髄性白血病はゆっくりと進行する病気であり、増えた白血球もほぼ正常な働きをするため、初期の段階ではほとんど症状がありません。
病気が進行した場合には発熱がみられることがありますが、症状の程度は患者さんによりさまざまです。 患者さんによっては微熱になることも考えられます。
また、急性転化した場合には異常な白血球が増える一方で正常に機能する白血球が少なくなるため感染症にかかりやすくなり、急性白血病と同様に発熱などの症状が起こりやすくなると考えられます。 - A.
慢性骨髄性白血病では発疹は一般的ではありませんが、治療薬の副作用で生じることがあります。
解説慢性骨髄性白血病 (CML) はゆっくりと進行する病気であり、増えた白血球もほぼ正常な働きをするため、初期の段階ではほとんど症状がありません。
病気が進行した場合には息切れや動悸、鼻血、歯ぐきからの出血、倦怠感、発熱、おなかの張りなどがみられることがありますが、発疹は一般的な症状ではありません。
ただし、BCR-ABL1チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)と呼ばれるCMLに対する治療薬の副作用で発疹が出る可能性は考えられます。 そのような場合には、医師にご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-11-22).
小野 孝明. III.慢性骨髄性白血病における診断と治療のキーポイント. 日本内科学会雑誌. 2022, 111, 1357~1363. - A.
通常、あざにかゆみは伴いませんが、慢性骨髄性白血病の症状として、皮膚のかゆみがみられることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る慢性骨髄性白血病はゆっくりと進行する病気であり、増えた白血球もほぼ正常な働きをするため、初期の段階ではほとんど症状がありません。
白血病ではぶつけた記憶がなくてもあざができやすくなるという症状はありますが、これは血小板の減少が原因であり、かゆみはあまりみられません。
ただし、慢性骨髄性白血病の症状として皮膚のかゆみがみられることがあります。そのため、あざに限らず皮膚がかゆくなる可能性は考えられますが、必ず起きる症状ではありません。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説慢性骨髄性白血病の自宅で行える基本的なセルフチェックの手順と注意点を説明します。初期症状が乏しいことがあるため、自分で気づくのは難しいですが、いくつかのサインを注意深く観察することは可能です。
以下のような症状を自覚した場合は、医療機関を受診しましょう。- 疲れやすさ: 普段よりも疲れやすく、休んでも改善しない
- 体重減少: 特に理由もなく体重が減る
- 微熱: 長期間にわたって微熱が続く
- 脾臓の腫れ: お腹の左上に違和感や圧迫感を感じる
また、定期的に健康診断などで血液検査を受けることも重要です。血液検査で白血球の異常な増加が見られた場合、慢性骨髄性白血病を含めた血液の病気の可能性があるため、より詳しい検査を行う必要があります。
症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNATIONAL CANCER INSTITUTE.“Chronic Myelogenous Leukemia Treatment (PDQ®)–Patient Version”.NATIONAL CANCER INSTITUTE.https://www.cancer.gov/types/leukemia/patient/cml-treatment-pdq,(参照 2024-07-23).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-07-23).
Hochhaus A, Baccarani M, Silver RT, et al. European LeukemiaNet 2020 recommendations for treating chronic myeloid leukemia. Leukemia 2020; 34: 966–984.
日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023 - A.
初期には症状が乏しいことが多いです。疲れやすさ、体重減少、発熱がみられることがあります。
解説慢性骨髄性白血病の初期症状は、目立たないことが多いです。そのため、病気が進行するまで気づかれないこともしばしばあります。
初期段階でみられることがある症状としては、次のようなものがあります。疲れやすさ
普段より疲れを感じやすくなります。
体重減少
特に意識していないのに体重が減ります。
微熱
軽度の発熱が続くことがあります。
脾腫
脾臓が腫れることで、お腹の左上部分に違和感を感じることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNATIONAL CANCER INSTITUTE.“Chronic Myelogenous Leukemia Treatment (PDQ®)–Patient Version”.NATIONAL CANCER INSTITUTE.https://www.cancer.gov/types/leukemia/patient/cml-treatment-pdq,(参照 2024-07-23).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-07-23).
Hochhaus A, Baccarani M, Silver RT, et al. European LeukemiaNet 2020 recommendations for treating chronic myeloid leukemia. Leukemia 2020; 34: 966–984.
日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023 - A.
疲れやすさ、体重減少、発熱が一般的です。進行すると脾臓の腫れによる左上腹部の違和感、感染症のリスク増加、貧血による息切れや動悸、頭痛、目のかすみ、手足のしびれが現れます。
解説慢性骨髄性白血病の症状は、初期段階ではほとんど目立たないことが多いです。
一般的な症状には、疲れやすさ、体重減少、発熱などがあります。進行すると、脾臓が腫れることによりお腹が張る感じや、左上の腹部に違和感を感じることがあります。
また、異常な白血球の増殖により、感染症にかかりやすくなったり、貧血のために息切れや動悸が現れたりします。
血液の流れが悪くなるため、頭痛や目のかすみ、手足のしびれなどの症状が出ることもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNATIONAL CANCER INSTITUTE.“Chronic Myelogenous Leukemia Treatment (PDQ®)–Patient Version”.NATIONAL CANCER INSTITUTE.https://www.cancer.gov/types/leukemia/patient/cml-treatment-pdq,(参照 2024-07-23).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-07-23).
Hochhaus A, Baccarani M, Silver RT, et al. European LeukemiaNet 2020 recommendations for treating chronic myeloid leukemia. Leukemia 2020; 34: 966–984.
日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科