慢性骨髄性白血病の末期状態でも、適切に治療した場合余命(生存率)は伸びますか?
慢性骨髄性白血病の末期では予後が厳しく、治療しても生存期間は通常数ヶ月から1年程度です。QOL維持と症状緩和が治療の中心となります。
慢性骨髄性白血病(CML)の末期状態、特に急性転化期においても、適切な治療を行うことで生存期間を延長させる可能性はありますが、予後は一般的に厳しいです。
急性転化期のCMLの余命は、治療を行っても通常数ヶ月から1年程度とされています。末期状態での治療効果は限定的で、生存率の大幅な改善は難しいのが現状です。CMLの長期生存には、早期発見と適切な治療が極めて重要です。
末期状態での治療は、生活の質(QOL)の維持と症状緩和に重点が置かれることが多くなります。患者さんの状態や希望に応じて、最適な治療方針を主治医と相談することが大切です。
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最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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「慢性骨髄性白血病」とはどのような病気ですか?
血球を産生する造血幹細胞に異常が起こる血液のがんのひとつで、白血球や血小板が異常に増える病気です。
慢性骨髄性白血病の原因は何がありますか?
造血幹細胞にフィラデルフィア染色体という染色体異常が生じ、血液細胞ががん化することが原因です。
慢性骨髄性白血病ではどのような症状がありますか?
疲れやすさ、体重減少、発熱が一般的です。進行すると脾臓の腫れによる左上腹部の違和感、感染症のリスク増加、貧血による息切れや動悸、頭痛、目のかすみ、手足のしびれが現れます。
慢性骨髄性白血病には初期症状はありますか?
初期には症状が乏しいことが多いです。疲れやすさ、体重減少、発熱がみられることがあります。
慢性骨髄性白血病の場合、主にどのような治療をしますか?
チロシンキナーゼ阻害剤という薬を主に使用します。造血細胞移植を行う場合もあります。
慢性骨髄性白血病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内科(血液内科)を受診してください。
慢性骨髄性白血病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
慢性骨髄性白血病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
チロシンキナーゼ阻害薬が主に使用され、代表的な薬はイマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブです。副作用には胃腸の不調、疲労感、皮膚の異常、むくみ、筋肉や関節の痛みがあります。
慢性骨髄性白血病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
治療選択肢には別のTKI(イマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブ、ポナチニブ)、アシミニブ、造血細胞移植、化学療法があります。
慢性骨髄性白血病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
薬の服用、副作用の管理、定期検査、感染予防、健康的な生活習慣が重要です。
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