慢性骨髄性白血病でも仕事と両立できますか?
慢性期での通院治療により治療成績が大きく改善しており、仕事との両立が可能です。
慢性骨髄性白血病(CML)はゆっくりと進行する病気であり、増えた白血球もほぼ正常な働きをするため、初期の段階ではほとんど症状がありません。
CMLと診断された場合は、通院でBCR::ABL1チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の内服が開始されます。この薬剤の登場によって、慢性骨髄性白血病(CML)でない人と、ほぼ同等の余命が得られるようになるまでに治療成績が改善しています。
最初に使用されるTKIの本邦での治療成績はいずれも5年全生存率(OS)90%ですので、ほとんどの場合、仕事と両立可能と考えていただいてよいかと思います。
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東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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