チロシンキナーゼ阻害薬に副作用はありますか?
チロシンキナーゼ阻害薬の主な副作用には、消化器症状、皮膚症状、血液検査値の変化、血圧変動、倦怠感などがあり、これらがみられた場合は医師へ相談が必要です。
チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は、慢性骨髄性白血病などの治療で使用される薬剤です。しかし、他の薬剤と同様に、副作用が生じることがあります。
主な副作用としては、以下が挙げられます。
- 消化器症状:食欲不振、吐き気、下痢などが報告されています
- 皮膚症状:発疹や乾燥、手足の皮膚のひび割れ(手足症候群)などがみられることがあります
- 血液検査値の変化:肝機能障害や血球数の減少(白血球や血小板の減少)などが起こる可能性があります
- 血圧の変動:定期的な血圧測定が推奨されます
- 疲労感:全身の倦怠感や疲労を感じることがあります
副作用の程度や種類は、使用するTKIの種類や個々の患者さんの体質、治療状況によって異なります。
治療中にこれらの症状が現れた場合は、医師に相談し、適切な対処や必要に応じて薬剤の調整を行うことが重要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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