慢性骨髄性白血病の10年生存率はどのくらいですか?
治療の進歩により約80%〜90%に向上し、特にチロシンキナーゼ阻害薬が効果的です。早期診断と適切な治療が重要です。
慢性骨髄性白血病の診断から10年後に生存している割合を示す「10年生存率」は、治療の進歩により近年向上し、約80%〜90%とされています。この高い生存率は、チロシンキナーゼ阻害薬による治療が非常に効果的であることを示しています。
特に、病気の早期段階で診断され、適切な治療を受けた場合、10年以上生存する可能性が非常に高いです。
ただし、個々の生存率は患者さんの年齢、健康状態、治療への反応などによって異なります。
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最終更新日:
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
NATIONAL CANCER INSTITUTE.“Chronic Myelogenous Leukemia Treatment (PDQ®)–Patient Version”.NATIONAL CANCER INSTITUTE.https://www.cancer.gov/types/leukemia/patient/cml-treatment-pdq,(参照 2024-07-23).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“慢性骨髄性白血病”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/CML/index.html,(参照 2024-07-23).
Hochhaus A, Baccarani M, Silver RT, et al. European LeukemiaNet 2020 recommendations for treating chronic myeloid leukemia. Leukemia 2020; 34: 966–984.
日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
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