慢性骨髄性白血病の治療方法として、慢性期、移行期、急性期それぞれにどのようなものがありますか?
いずれの病期もチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)が第一選択薬ですが、移行期~急性期は造血幹細胞移植や抗がん剤が検討されます。
慢性骨髄性白血病では、フィラデルフィア染色体がつくるBCR-ABLチロシンキナーゼが白血病細胞の増殖を促進しています。そのため、この作用を押えるチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)という分子標的薬が治療における第一選択薬となります。
慢性期、移行期、急性期それぞれの治療は以下のようになります。
慢性期
TKIであるイマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブのいずれかの分子標的薬による治療が行われます。
移行期
治療開始時に移行期の場合、第二世代のTKIであるダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブによる治療を、慢性期の治療中に移行期に進行した場合、それまで使用していないTKIへの変更、無効の場合は同種造血幹細胞移植を検討します。同種造血幹細胞移植とは、ドナーの方から提供された造血幹細胞(赤血球、白血球、血小板などのもととなる細胞)の移植をいいます。
急性期
TKI単独、もしくはTKIと抗がん剤の併用、無効の場合は同種造血幹細胞移植を検討します。などの抗がん剤を用いた治療や造血幹細胞移植などが行われます。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
福井 次矢,黒川 清. ハリソン内科学第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本血液学会.“造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版”.日本血液学会.http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html,(参照 2024-09-17).
National Cancer Institute,.“Chronic Myeloid Leukemia Treatment (PDQⓇ)–Health Professional Version”.National Cancer Institute,.https://www.cancer.gov/types/leukemia/hp/cml-treatment-pdq#cit/section_4.30,(参照 2024-09-17).
がん情報サービス.“造血幹細胞移植とは”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/HSCT/hsct01.html#allograft,(参照 2024-09-17).
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