慢性骨髄性白血病の場合、血液検査の数値はどのように変化しますか?
慢性骨髄性白血病では、白血球や血小板の異常増加、芽球や好塩基球の増加がみられるようになります。
慢性骨髄性白血病(CML)は白血球や血小板の増加を認めるが、自覚症状の乏しい慢性期で多くの患者さんが診断されます。移行期を経て、未分化な芽球が増加して急性白血病に類似する急性転化期へ進展するという経過を辿ります。
ここではCMLの移行期の定義から血液検査の数値を紹介し、CMLが無治療の場合、血液検査結果がどのように変化するかお示しいたします。
- 白血球数は1万/μl以上に増加し、進行します
- 血小板数は100万/μl以上が続く、もしくは10万/μl以下が続きます
- 好塩基球が20%以上に達します
- 芽球が10~19%となります
さらに急性転化期に進むと血液、もしくは骨髄中の芽球は30%以上とされています。
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最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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