ストレスが原因で慢性骨髄性白血病になることはありますか?

いいえ。ストレスが直接的な原因になることはありません。

解説

ストレスが直接的に慢性骨髄性白血病を引き起こすことはないと考えられています。

慢性骨髄性白血病の直接的な原因は、血液細胞における『フィラデルフィア染色体(Ph:Philadelphia chromosome)』という遺伝子異常によるものです。しかしながら、なぜ突然遺伝子異常が形成されるのかはわかっていません。

この遺伝子異常は生まれ持った遺伝的なものではなく、後天的なもので、放射線曝露が原因となることがありますが、ほとんどの患者さんにおいて、なぜフィラデルフィア染色体ができるのか、その原因ははっきりしていません。

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長

白石 達也 監修

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慢性骨髄性白血病

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関連するQ&A

「慢性骨髄性白血病」とはどのような病気ですか?

血球を産生する造血幹細胞に異常が起こる血液のがんのひとつで、白血球や血小板が異常に増える病気です。

慢性骨髄性白血病の原因は何がありますか?

造血幹細胞にフィラデルフィア染色体という染色体異常が生じ、血液細胞ががん化することが原因です。

慢性骨髄性白血病ではどのような症状がありますか?

疲れやすさ、体重減少、発熱が一般的です。進行すると脾臓の腫れによる左上腹部の違和感、感染症のリスク増加、貧血による息切れや動悸、頭痛、目のかすみ、手足のしびれが現れます。

慢性骨髄性白血病には初期症状はありますか?

初期には症状が乏しいことが多いです。疲れやすさ、体重減少、発熱がみられることがあります。

慢性骨髄性白血病の場合、主にどのような治療をしますか?

チロシンキナーゼ阻害剤という薬を主に使用します。造血細胞移植を行う場合もあります。

慢性骨髄性白血病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

内科(血液内科)を受診してください。

慢性骨髄性白血病のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

慢性骨髄性白血病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

チロシンキナーゼ阻害薬が主に使用され、代表的な薬はイマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブです。副作用には胃腸の不調、疲労感、皮膚の異常、むくみ、筋肉や関節の痛みがあります。

慢性骨髄性白血病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

治療選択肢には別のTKI(イマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブ、ポナチニブ)、アシミニブ、造血細胞移植、化学療法があります。

慢性骨髄性白血病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

薬の服用、副作用の管理、定期検査、感染予防、健康的な生活習慣が重要です。

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