手の親指が痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック

親指は日常生活のさまざまな場面で用いられます。このため、ケガや手の酷使が原因の病気であることが多いです。
その他に関節炎や神経痛などの場合があり、以下のような観点でセルフチェックするとよいでしょう。
また、緊急度や近くの医療機関の検索などが無料でできる症状検索エンジン「ユビー」でのセルフチェックも可能です。

痛い場所がはっきりしているか、しびれを感じるか

骨折や軟骨のすり減り、腱の痛みでは、痛い場所がはっきりしていることが多いです。
腕や肘も痛くなる場合には、首に原因がある神経痛の場合があります。神経痛の場合には正座の後のようなしびれを感じることが多いです。

安静にしていても痛いか

細菌感染症や関節リウマチ、痛風発作では安静にしていても痛みが強い場合があります。

腫れや赤みがあるか

強い赤みがある場合には、細菌感染症に注意が必要です。

腫れや内出血があるか

強い痛みとともに腫れや内出血がある場合、骨折の可能性があります。

指を強く握りこむと痛みが強まるか、ひっかかって親指が伸びにくくなることがあるか

骨折や感染症のような見た目ではない場合、腱鞘炎の可能性があります。ひっかかって伸びにくくなる現象を「ばね現象」と呼びます。

手の親指の付け根や、その近くに痛みを感じる症状です。痛みを手の甲側に強く感じる場合や、手のひら側に強く感じる場合があります。
親指の痛みは物を持ち上げたり、つまんだりする際に強くなることが多いです。このため、何気ない日常生活のさまざまな場面で痛みを感じます。病気によっては、安静にしていても痛みが強い場合もあります。
痛みの他に以下のような症状を感じることもあります。

• しびれ
• 腫れ
• 赤み
• 熱を持っている
• 内出血

さまざまな原因で親指の付け根の痛みが生じます。治療が必要な病気の場合もあるため、痛みが続く場合には病院を受診しましょう。

親指の付け根に痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。
多くの病気は手や指の使い過ぎが原因となるため、痛み止めの使用や安静で症状が改善することも多いです。

一方で、スポーツや仕事でケガをした場合には、骨折や靭帯損傷などのため固定などの処置やリハビリが重要となる場合があります。ケガの程度のよっては手術を要する場合もあります。
指先のケガをしてから段々と赤みや腫れが広がってきた場合には、細菌感染症を起こしている場合があります。早急な抗生物質による治療が必要な状況です。
親指の付け根まわりの腫れが続く場合には、感染症以外にも関節リウマチの可能性もあります。この場合、特殊な薬による治療が必要な場合もあります。

このように、原因に応じた治療が必要となる可能性があるため、症状が続く場合には一度整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。

親指の付け根の痛みの原因には、骨や関節・腱・神経に原因がある場合がほとんどです。まずは整形外科を受診しましょう。
受診目安の判断基準として、痛みの強さがあります。

強い痛みの場合

早めに受診して正確な診断を受けましょう。
以下のような病気で早くからの治療が望ましい事が多いです。

骨折

スポーツで強い力がかかった場合や転倒した場合に疑います。腫れや内出血を伴う事があります。早めの手術や固定が必要な場合があります。

関節の炎症

患部が腫れて熱を持っている時には関節リウマチや痛風、細菌感染症など関節の炎症が疑わしいです。特に細菌感染症では、早い段階で抗生物質を開始しないと急に病気が悪化する場合があります。正確な診断には血液検査が必要となる場合が多いです。

弱い痛みの場合

1～2週間ほど安静にして痛みが変わらない場合や、悪化する場合には受診しましょう。
痛みが強くない場合にはCM関節症、ドケルバン腱鞘炎、ばね指となど親指の腱の炎症による病気が疑わしいですが、これらの病気では、なるべく親指を使用しないようにして安静にすることで痛みが引いていく場合があります。

痛み止め（消炎鎮痛剤）の使用が有効な場合が多いです。手を使う作業を減らしたり、サポーターを使用したりして安静にするのも有効なことがあります。

親指を動かせない強い痛みの場合を除いて、一度痛み止めを使用してみることも有効な場合があります。市販薬で痛み止めとして飲み慣れたものがあれば、それを使用しましょう。
腱鞘炎や手根管症候群といった一般的な原因による親指の痛みであれば、比較的すぐに効果がみられます。

また、手や指の使い過ぎが原因となっている病気も多いため、手を使う作業を減らしたり、サポーターを使用して安静にしたりすることが有効な場合もあります。

痛み止めを使用してもほとんど痛みが変わらない場合は、骨折や細菌感染症などの可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。

以下のような治療・予防方法があります。

親指を安静にする

手に強く力を入れる作業や、指先を使った細かい作業を避けることが重要です。

サポーターの使用

市販のものでもサポーターの使用が有効な場合があります。この際、なるべく親指の周りまで保護するタイプのサポーターを選ぶようにしましょう。

炎症を抑える薬の使用

医療機関を受診し、ロキソプロフェン（ロキソニンⓇ）やアセトアミノフェン（カロナールⓇ）といった痛みや炎症を抑える飲み薬を処方してもらったり、注射をしてもらったりすることがあります。

固定や手術などの処置

骨折や脱臼をしている場合には、手術や固定が必要となります。
痛みの程度や経過など受診の目安についてはこちらを参考にしましょう。

ストレスだけが原因で、手の親指の付け根に痛みを感じることはほとんどありません。

親指の付け根に痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。骨や関節、筋肉や腱、神経に原因となる異常が生じることで痛みが始まります。
スポーツや仕事、事故などによりケガをすれば、骨や関節、筋肉が原因で痛みが始まります。

一方で、はっきりしたケガがなくとも痛みが始まる場合も多く、

• ばね指（腱鞘炎）
• 手根管症候群（神経の病気）
• 変形性関節症（関節の軟骨のすり減り）

などが原因として考えられます。

これらの代表的な病気は、40代以降の女性に比較的多くみられます。更年期に多いことから精神的にストレスを感じやすい時期でもありますが、親指の痛みをストレスのせいにせずに一度整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。

手の親指の周りにはいくつかの骨、関節、腱、神経があり、これらは全て痛みの原因になる可能性があります。親指は他の指に比べると自由に動く範囲が広いため、負担がかかりやすいという特徴があります。
部位ごとの代表的な病気は以下の通りです。

骨が原因の痛み

骨折

スポーツや転倒の際に骨折することがあります。
ベネット骨折や舟状骨骨折という骨折（共に親指の付け根から手首あたりの骨折）では、手術が必要になる場合があります。

関節が原因の痛み

CM関節症

軟骨がすり減ったため痛みを感じます。CM関節（親指の付け根の関節）は、親指の周りの関節の中で一番軟骨がすり減りやすい部位です。

関節リウマチや痛風

さまざまな関節に炎症を起こします。

ガングリオン

関節に溜まったゼリー状の液体が痛みの原因となる場合があります。

腱が原因の痛み

ドケルバン腱鞘炎

手の甲側の腱の炎症です。

ばね指

手のひら側の腱の炎症です。

化膿性腱鞘炎

指先のケガなどが原因で、細菌感染症を起こすことがあります。腱の周りは感染症に弱く、急に病気が悪化することがあります。

神経が原因の痛み

手根管症候群

手首の真ん中から親指に繋がる神経の障害で、手のひら側に痛みやしびれを感じます。

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア

首から親指に繋がる神経が、首の周りで圧迫されて痛みやしびれを感じます。

スポーツや転倒などケガのきっかけがなく痛みが始まった場合には、腱鞘炎の可能性があります。代表的な腱鞘炎には2種類あります。

ドケルバン腱鞘炎

親指を伸ばすための腱に腱鞘炎を起こす病気です。手の甲側で、親指の付け根よりやや手首よりに痛みを感じることが多いです。妊娠前後や更年期の女性に多く、女性ホルモンとの関係も考えられています。
親指を握りこんで小指側に倒した際に痛みが強まる場合には、可能性が高くなります。

ばね指

親指を曲げるための腱に腱鞘炎を起こす病気です。手のひら側で、親指を強く曲げた際に痛みが強くなることが多いです。妊娠前後や更年期の女性のほか、糖尿病や透析中の方で多く見られます。
親指を強く握りこんだ際に、親指がひっかかって伸ばしにくくなる現象（ばね現象）があれば可能性が高くなります。

上記のような特徴があれば腱鞘炎の可能性がありますが、他にも骨折や関節炎、神経痛などさまざまな原因が考えられるため、正確な診断のためには整形外科を受診しましょう。

親指の付け根のふくらみを押すと痛い場合、考えられる病気には以下のようなものがあります。
押すと痛みを感じる局所に原因がある場合がほとんどです。

骨折

スポーツや転倒の際に骨折することがあります。ベネット骨折や舟状骨骨折という親指の付け根の骨の骨折では、手術が必要になる場合があります。

ばね指

親指を曲げるための腱に腱鞘炎を起こす病気です。手のひら側で、親指を強く曲げた際に痛みが強くなることが多いです。

ドケルバン腱鞘炎

親指を伸ばす腱の炎症です。親指の付け根で、手の甲側に痛みを感じます。
弱い炎症のときには、押しても痛みを感じないことがあります。

CM関節症

CM関節という親指の付け根の関節で、軟骨がすり減ったため痛みを感じます。
親指の周りの関節の中で一番軟骨がすり減りやすい部位です。

関節リウマチや痛風

関節に炎症を起こし痛みが生じます。

ガングリオン

ガングリオンでは関節に溜まったゼリー状の液体が痛みの原因となる場合があります。

親指の付け根のふくらみが痛い場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。

骨折

スポーツや転倒の際に骨折することがあります。
ベネット骨折や舟状骨骨折という親指の付け根の骨の骨折では、手術が必要になる場合があります。

ばね指

親指を曲げるための腱に腱鞘炎を起こす病気です。手のひら側で、親指を強く曲げた際に痛みが強くなることが多いです。

ドケルバン腱鞘炎

親指を伸ばす腱の炎症です。親指の付け根で、手の甲側に痛みを感じます。

CM関節症

CM関節という親指の付け根の関節で、軟骨がすり減ったため痛みを感じます。
親指の周りの関節の中で一番軟骨がすり減りやすい部位です。

関節リウマチや痛風

関節に炎症を起こし、痛みが生じます。

ガングリオン

ガングリオンでは関節にたまったゼリー状の液体が痛みの原因となる場合があります。

首まわりの病気

「しびれがある」「腕や肘にも症状を感じる」といった場合には、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアといった病気が考えられます。首から親指に繋がる神経が、首の周りで圧迫されて痛みやしびれを感じる病気です。