「爪甲剥離症・脱落症」とはどのような病気ですか?

爪が先端から剥がれる「剥離症」や根元から抜ける「脱落症」の総称で、外傷や感染、内科疾患が原因です

「爪甲剥離症」と「爪甲脱落症」は、どちらも爪の板(爪甲)が下の皮膚(爪床)から離れてしまう病気です。

爪甲剥離症は、爪の先端や横から徐々に剥がれていく状態で、剥がれた部分に空気が入るため白く見えます。主な原因は、指先の怪我や洗剤などの刺激、マニキュアによる外傷のほか、爪水虫(爪白癬)やカンジダといった感染症、乾癬などの皮膚病、さらには甲状腺機能異常などの全身疾患が関与することもあります。

一方、爪甲脱落症は、爪の根元から爪が分離し、最終的に抜け落ちてしまう状態です。強い打撲などの外傷だけでなく、手足口病などのウイルス感染症の数週間後に起こることや、特定の薬剤の影響で見られることもあります。

治療は、原因となっている病気(水虫なら抗真菌薬、甲状腺疾患ならその治療など)への対処が優先されます。爪が完全に生え変わるまでには半年から1年ほどかかるため、その間は深爪を避け、患部を清潔に保ちながら外部刺激から保護することが重要です。

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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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