ALSを発症するきっかけはありますか？
ALSの発症原因はまだ十分わかっていませんが、発症の危険因子として年齢、性別、家族歴があげられます。
筋萎縮性側索硬化症（ALS）の発症原因はまだ十分わかっていませんが、発症の危険因子（発症しやすくなる要因）として年齢、性別、家族歴があげられます。
例えば、年齢では40歳代から加齢に伴って発症率が上がりはじめ70歳代でピークとなり、その後は減少していきます。
また、性別では男性の方が1.3〜1.5倍なりやすいと言われています。
さらに、家族や親類にも患者さんがいるような遺伝性の患者さんは約5％にみられます。
このほか、鉛などの重金属や殺虫剤への曝露（ばくろ：何らかの物質にさらされる・接触すること）、喫煙、頭部外傷など、ALSの発症に関わる要因がいろいろと研究されていますが、研究によって結果が異なっており、まだこれらの関与は明らかではありません。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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