ALSの診断基準と診断方法を教えてください。
ALSの診断は複数の基準と検査方法を組み合わせて行われます。
ALSの診断基準と診断方法は以下の通りです。
1994年に世界神経学会が提唱した「エル・エスコリアル基準」では、脳幹(のうかん)、頚髄(けいずい)、胸髄(きょうずい)、腰仙髄(ようせんずい)の4つの領域に分けて診断します。
上位・下位運動ニューロンの症状が3つの領域にみられると「確実(definite)」、2つの領域にみられると「可能性が高い(probable)」と診断されます。
2008年に発表された「Awaji基準」では、筋電図の異常を重視し、臨床的検査と筋電図(EMG)の結果を総合的に評価します。
これにより、下位運動ニューロンの障害をより正確に検出し、診断の精度を向上させることができます。
このように、ALSの診断は複数の基準と検査方法を組み合わせて行われます。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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