ALSの初期症状に痛みは含まれますか?

ALSの15~85%で痛みを経験することが報告されており、病気の初期に現れる場合もあります。

解説

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の15~85%で痛みを経験することが報告されており、病気の初期に現れる場合もあります。

痛みの症状としては、初期には筋肉のけいれんによりズキズキとうずくような痛みが多く、病気が進行して体を動かせなくなると不動や圧迫によって強い痛みを感じるようになります。

痛みは不眠や不安の原因にもなり、生活の質も低下させるので、定期的な体位変換やマッサージ、消炎鎮痛薬の使用などによって積極的にやわらげるようにすることが重要です。

公開日

最終更新日

東京頭痛クリニック 脳神経内科

越智 佳奈 監修

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(参考文献)

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関連するQ&A

「ALS」とはどのような病気ですか?

体を動かす神経が損傷していき、徐々に筋肉が弱くなり思うように動かせなくなってしまう病気です。

ALSの原因は何がありますか?

神経の損傷による病気ですが、くわしい原因はいまだ解明されていません。約5%の方は遺伝性で発症すると言われています。

ALSではどのような症状がありますか?

手足の筋力低下や、喋りにくさ・飲みこみにくさなどを感じます。また、認知症を発症することもあります。

ALSには初期症状はありますか?

手足の筋力低下を最初に感じることが多いです。

ALSの場合、主にどのような治療をしますか?

病気の進行を遅らせることを目的に薬による治療を行います。

ALSが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

手足の筋力低下を感じたら、脳神経内科を受診しましょう。

ALSのセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

ALSになりやすい人はどんな人ですか?

最も発症しやすい年齢は60~70歳代で、性別では男性のほうがややなりやすいです。

筋肉が衰える病気では、どのような初期症状が現れますか?

衰える筋肉によって異なります。例えば、手足の力が入らない、喋りにくい、飲み込みにくい、呼吸が苦しいなどがあります。

ALSでは寿命はどれくらいですか?

発症後3〜4年の寿命が多いといわれていますが、医療の進歩により少しずつ延びています。

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