筋ジストロフィーやパーキンソン病とALS(筋萎縮性側索硬化症)の違いは?
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ALSと筋ジストロフィーの違いについて教えてください。
ALSと筋ジストロフィーの違いについて教えてください。
筋ジストロフィーとALSは、異なる原因によって筋肉に影響を与える病気です。
筋ジストロフィーとALSは、異なる原因によって筋肉に影響を与える病気です。
1.筋ジストロフィー
- 症状:筋肉が壊れて再生する過程で筋力が低下し、運動機能が障害される
- 原因:近年、病気の原因となる遺伝子が多数発見され、責任遺伝子・蛋白に基づいた分類もなされるようになってきました
- 影響:運動機能の低下に加え、呼吸機能障害、心筋障害、消化管症状などさまざまな合併症がみられる
2.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 症状:手足、のど、舌、呼吸に必要な筋肉が徐々にやせて力がなくなる
- 原因:原因はまだ十分解明されていません。神経の老化との関連や興奮性アミノ酸の代謝異常、酸化ストレス、タンパク質の分解障害、あるいはミトコンドリアの機能異常といったさまざまな学説があります
- 影響:筋肉がやせるが、体の感覚、視力、聴力、内臓機能は通常保たれる
共通点と違いは、どちらも筋肉に影響を与える病気ですが、ALSは神経の障害によって筋肉がやせていきますが、筋ジストロフィーは筋肉そのものの遺伝子変異によって筋力が低下していきます。
(参考文献)
筋ジストロフィーと筋萎縮性側索硬化症(ALS)との違いはなんですか?
筋ジストロフィーと筋萎縮性側索硬化症(ALS)との違いはなんですか?
筋ジストロフィーは筋肉の病気、ALSは筋肉に命令をあたえる神経の病気です。遺伝の関与、発症する年齢やその後の経過、代表的な症状などに違いがあります。
筋ジストロフィーは、遺伝子の異常によって正常な筋肉が作られなくなり筋力低下をおこす病気です。
それに対して、筋萎縮性側索硬化症(ALS)は筋肉そのものには原因がなく、筋肉に命令をつたえる神経(運動ニューロン)に異常がおこる病気です。このため、脳から手足につたわるべき運動の命令が届かなくなり、手足がうまく動かせない・やせ細るといった症状となります。この病気は、遺伝による影響は少なく5~10%とされます。
以下にこれらの違いについて具体的に示します。
発症年齢とその後の経過の違い
大きな違いは、発症年齢とその後の経過です。
筋ジストロフィーでは発症年齢が低いほど、その後は重症な経過をたどることが多いです。幼児に発症した場合、10歳頃には歩けなくなってしまっていることも多い病気です。一方で、成人になってから発症した場合には、徐々に筋力低下がすすむことが多いです。
対して、ALSでは最も多い発症年齢は60~70代ですが、2~5年ほどの経過で人工呼吸器が必要になるほど病気が進行してしまいます。
症状の違い
発症する際の症状も異なり、筋ジストロフィーでは、一般的に体の中心に近い筋力の低下を起こしやすいため、立ち上がる、歩く、階段を昇るなどの筋力低下で気が付くことが多いです。
一方、ALSでは手足の先のほうの症状がでやすいことや、左右差がでやすいことが特徴で、「左手だけ細かい作業ができない」などの症状です。筋肉以外の症状が先にみつかることもあり、「話しにくい」「食べ物が飲み込みにくい」といった喉の症状で発症する場合もあります。
(参考文献)
日本神経学会. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)診療ガイドライン2023. 南江堂. 2023
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター.“筋萎縮性側索硬化症(ALS)(指定難病2)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/52#:~:text=%E7%AD%8B%E8%90%8E%E7%B8%AE%E6%80%A7%E5%81%B4%E7%B4%A2%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%AB%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E3%81%86%E3%81%91%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-01-25).
パーキンソン病とALSの違いを教えてください。
パーキンソン病とALSの違いを教えてください。
パーキンソン病とALSは、異なる神経の障害によって異なる症状が現れる病気です。
パーキンソン病とALSは、異なる神経の障害によって異なる症状が現れる病気です。
1.パーキンソン病
- 症状:静止時の震え(振戦)、筋肉のこわばり(筋強剛)、動作が遅くなる(運動緩慢・無動)
- 原因:ドーパミンを生成する神経細胞(黒質)が徐々に失われることにより、運動制御が十分に機能しない
- 影響:姿勢保持の障害、同時に2つの動作をする能力の低下、リズムを作る能力の低下などの運動症状だけでなく、精神症状や自律神経症状(便秘、低血圧など)もみられることがあります
2.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 症状:手足、のど、舌、呼吸に必要な筋肉が徐々にやせて力がなくなる
- 原因:原因はまだ十分解明されていません。神経の老化との関連や興奮性アミノ酸の代謝異常、酸化ストレス、タンパク質の分解障害、あるいはミトコンドリアの機能異常といったさまざまな学説があります
- 影響:筋肉がやせるが、体の感覚、視力、聴力、内臓機能は通常保たれる
共通点は、どちらも神経の障害による病気というところです。違いとしては、ALSは運動ニューロンの働きが阻害されるため筋肉はやせるが、感覚や内臓機能は保たれます。
パーキンソン病は、ドパミン神経細胞の障害による震えや筋肉のこわばり、動作の遅れが主な症状です。
(参考文献)
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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