甲状腺乳頭癌が微小(1cm以下)でBRAF陽性の場合でも、経過観察は選択できますか?
BRAF陽性の場合でも経過観察は可能ですが、他のリスク因子を含めた総合的な評価と慎重なフォローアップが重要と考えられます。
BRAF陽性の微小がんで、経過観察が選択できるかについては明確にはわかっていません。一方、1cm以下の微小がんでは、リンパ節転移や周囲への浸潤がない低リスク例において、積極的経過観察は有効な選択肢とされています。BRAF遺伝子変異(V600E)陽性症例も含まれていると考えられ、BRAF陽性であっても、ただちに手術が必要とはされていません。
しかし、BRAF変異は一部でがんの悪性度や再発との関連が示唆されており、特にTERT変異と合わさるとリスクが高くなる可能性があります。したがって、BRAF陽性の場合でも経過観察は可能ですが、他のリスク因子を含めた総合的な評価と慎重なフォローアップが重要と考えられます。
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(参考文献)
Pepijn van Houten et al. Differentiated thyroid carcinoma: An update. Best Pract Res Clin Endocrinol Metab. 2023, 37, 101687.
Junhui Peng et al. Predictive analysis of BRAF V600E mutation and central lymph node metastasis in papillary thyroid carcinoma. Oncol Lett. 2025, 31, 44.
甲状腺腫瘍診療ガイドライン作成委員会.“甲状腺腫瘍診療ガイドライン2024”.日本内分泌外科学会.https://jaes.umin.jp/info/files/guideline2024.pdf,(参照 2026-03-19).
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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