薬剤性嘔気・嘔吐で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
原因となる薬剤の変更や中止を検討しますが、状況に応じて判断します。
薬剤性嘔気・嘔吐は、薬剤の副作用として吐き気や、嘔吐の症状が現れます。一般的には、抗がん剤治療や麻薬性鎮痛薬が原因で起こることが多いです。
吐き気止めの点滴や飲み薬で治療を行いますが、吐き気が強く治療が効かない場合もあります。
そのような場合には、吐き気止めの種類を変えたり、より強い吐き気止めへの変更を行います。
それでも症状が改善しない場合、吐き気の原因となっている薬剤の中止や変更を検討します。
ただし、抗がん剤治療では、病気に効果のある薬剤の種類が限られている場合が多く、現在の治療を中止すれば将来の治療選択肢が狭まることがあります。
そのため、現在の薬剤を変更するかどうかは慎重に検討します。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
薬剤性嘔気・嘔吐
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ