「薬剤性嘔気・嘔吐」とはどのような病気ですか?
薬剤によって引き起こされる吐き気や嘔吐のことです。
「薬剤性嘔気・嘔吐」とは、薬剤によって引き起こされる吐き気や嘔吐のことです。
薬の中には、副作用として吐き気や嘔吐をきたすものがあります。中でも、がんの治療に使われる抗がん剤や、麻薬性鎮痛薬は嘔気の副作用を引き起こすことが珍しくありません。
吐き気や嘔吐の症状が薬剤性に起こっている場合、最も有効なのは原因となっている薬剤を中止することです。
ただし、上に挙げた抗がん剤や、麻薬性鎮痛薬を使用している患者さんでは、薬剤の中止が難しい場合があります。
抗がん剤であれば治療を止めると病気が進行する可能性があり、麻薬性鎮痛薬を使用している患者さんでは、強い痛みに対し薬剤を使用しているため、止めてしまうと痛みが悪くなる可能性があるためです。
そのため、一般的には、吐き気止めを内服しながら、原因となる薬剤も継続する場合が多いです。
特に抗がん剤での吐き気は非常に頻度が高いため、吐き気止めの薬剤も同時に使いながら治療を開始する場合が多いです。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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