小児の巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)について教えてください。
小児FSGSは、子どもの難治性ネフローゼの重要な原因です。
小児のFSGSは、成人と同じく腎臓の糸球体の一部に、傷あとや硬化が生じ、むくみ、強いタンパク尿、高血圧、腎機能低下を起こす病気です。子どものネフローゼ症候群の原因のひとつです。特にテロイドが効きにくいネフローゼ症候群の背景として重要で、FSGSは遺伝などによる一次性と二次性に分かれます。
診断には尿検査、血液検査に加え、腎生検が重要です。小児では遺伝性FSGSも一定数あるため、家族歴や発症年齢によっては遺伝学的検査が考慮されます。治療は、一次性が疑われる場合にはステロイドやカルシニューリン阻害薬が使われ、原因に応じて治療を調整します。
経過はさまざまですが、寛解できる子どもは予後がよく、一方で寛解しない場合は、腎不全に進みやすいことが知られています。
2014年のレビューでは、寛解に至らない小児FSGSでは5年以内に約半数が末期腎不全に進むとされ、腎移植後にも再発が問題になることがあります。
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(参考文献)
Sethna CB, Gipson DS. Treatment of FSGS in Children. Adv Chronic Kidney Dis. 2014, 21, 194-9.
Nehus EJ, et al. Focal segmental glomerulosclerosis in children: multivariate analysis indicates that donor type does not alter recurrence risk. nsplantation. 2013, 96, 550-4.
Bai J, et al. Incidence, risk factors, and outcomes of recurrent focal segmental glomerulosclerosis in pediatric kidney transplant recipients: A systematic review and meta-analysis. Clin Transplant. 2023, 37, e15119.
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巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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