巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かないときは、診断や原因を見直し、治療を調整します。
FSGSで薬が効かない場合は、まず診断を見直すことが重要です。FSGSには原因不明の一次性だけでなく、遺伝性や二次性もあり、これらでは免疫抑制薬が効きにくいことがあります。必要に応じて、腎生検の再評価、遺伝学的検査、原因となる病気や薬剤の確認を行います。
そのうえで薬の種類や量を調整します。一次性FSGSでステロイドが効きにくい場合は、シクロスポリンやタクロリムスなどのカルシニューリン阻害薬が検討されます。加えて、血圧を下げる治療、尿タンパクを減らす治療、塩分制限、むくみの調整などの支持療法も重要です。
それでも腎機能低下が進む場合は、専門施設での再評価や治験・新しい治療の検討、さらに進行例では透析や腎移植が必要になることもあります。つまり、「薬が効かない=打つ手がない」ではなく、原因の見直しと治療方針の立て直しが次の一歩になります。
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(参考文献)
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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