テニス肘で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
安静やストレッチなどの保存的治療を継続し、それでも改善しない場合は手術療法を検討します。
テニス肘は治りにくかったり、治っても再発しやすかったりする病気です。薬物療法だけでなく、安静の徹底、ストレッチや筋力トレーニングといったリハビリ、テニス肘用バンドの使用などの保存的治療を根気よく継続することが大切です。
これらの保存的治療を行っても症状が改善しない場合や、痛みがひどい場合には、手術療法が選択肢となります。しかし、多くの場合、保存療法で改善が認められることから、治療を開始してから最低でも半年は経過した後に手術が検討されることが一般的です。
手術の方法には、原因となる筋膜(筋肉の膜)の切開術や切除術があり、皮膚を十分に切って直接目で確認して行う直視下手術と、関節鏡などのカメラを使用して小さな傷から行う鏡視下手術に分かれます。様々な形の手術が行われている病気であるため、詳しくは治療担当医の話を十分に聞いてから手術の是非を考えてみましょう。
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(参考文献)
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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