テニス肘の場合、主にどのような治療をしますか?
病気の原因となる動作を避け、薬やストレッチ、装具やサポーターを使った保存療法を主に行います。
テニス肘の治療は、原則として手術をしない保存療法から始めます。保存療法の主な内容は以下のとおりです。
安静と活動の制限
原因となるスポーツや手の動作を控えることが、この病気の治療において最も重要です。
薬物療法
湿布や塗り薬、飲み薬として消炎鎮痛剤(非ステロイド系抗炎症薬(NSAID))を使います。
リハビリテーション
原因となる筋肉のストレッチをこまめに行います。痛みが収まってきたら、前腕の筋肉を強化する運動を適切に行います。
装具療法
テニス肘用のバンドを装着して、腱にかかる負担を減らします。
注射療法
痛みが強い急性期などには、局所麻酔薬やステロイドの注射を行うことがあります。
保存療法を行っても治りにくい場合に、手術療法(筋膜の切開術、切除術など)を行うこともありますが、保存療法で症状をコントロールできることが多いため、手術に至るケースはあまり多くありません。
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(参考文献)
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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