ホジキンリンパ腫に放射線治療は効果がありますか?
放射線治療は、ホジキンリンパ腫の標準治療であり、効果が認められています。
ホジキンリンパ腫では、限局期(ステージ1, 2)および進行期(ステージ3, 4)、いずれも放射線治療が標準治療として位置付けられており、放射線治療は効果があります。
まず、ホジキンリンパ腫の初発、限局期では予後良好、不良にともに化学療法(ABVD療法)に放射線療法の併用が標準です。
また、ホジキンリンパ腫の初発、進行期では、化学療法が有効であったものの、病変が完全に消失する完全奏功(CR)が得られず、一部にだけ病変が残存する場合(PR)に、放射線療法を併用することが標準とされています。
なお、近年では、正常組織に対する放射線障害をできる限り減らすために、放射線を照射する領域(照射野)を、より正確にがんの部分に絞り込んで照射する病巣部放射線療法(ISRT)が推奨されています。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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