ホジキンリンパ腫の治療方法として、ステージごとにそれぞれどのようなものがありますか?
ホジキンリンパ腫の治療方法は、Ⅰ期~Ⅳ期の病期(ステージ)に応じて異なります。
ホジキンリンパ腫は、病変の数や広がり具合により、Ⅰ期~Ⅳ期の病期(ステージ)があります。
このうち、病変が横隔膜を挟んで片側だけにあるⅠ~Ⅱ期を限局期、両側に広がっていたり、リンパ節以外にも病変があるⅢ~Ⅳ期を進行期としています(限局期であっても、B症状や巨大な腫瘤を伴う場合は、進行期として扱うことがあります)。
ホジキンリンパ腫でも多くを占める古典的ホジキンリンパ腫の場合、化学療法や放射線療法が主体となります。
治療の選択・進め方は、限局期と進行期で異なります。
限局期の場合、抗がん剤による化学療法のみ、あるいは放射線療法との組み合わせが選択されます。
進行期の場合、抗がん剤による化学療法とCD30を標的とする抗体薬剤複合体であるブレンツキシマブ ベドチン(BV)を用いた分子標的療法との併用が行われます。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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