ホジキンリンパ腫の末期症状はどのようなものがありますか?
ホジキンリンパ腫の末期症状は、倦怠感や発熱、呼吸困難、臓器不全、感染症などが現れます。
リンパ腫の進行により初期に見られる発熱、倦怠感などの症状の悪化に加え、複数の臓器不全を呈します。
下記の症状が報告されています。
- 倦怠感:日常生活が困難なレベルです。
- 発熱、寝汗、体重減少:B症状と呼ばれます。38℃以上の発熱と寝具(シーツなど)を取り替える必要があるほどの寝汗が続きます。
- 呼吸困難(息苦しさ)、咳:縦隔と呼ばれる胸部のリンパ節腫大(はれ)によって、気管が圧迫されることにより、息苦しさや持続する咳がみられることがあります。
- リンパ節腫大(はれ):頸部(くび)、腋窩(わき)、鼠径部(足のつけ根)に痛みを伴わない腫れが目立ちます。
- 繰り返す感染症:リンパ球のがんであるため、免疫機能が著しく低下し、肺炎などの感染症を繰り返します。敗血症とよばれる重篤な感染症に至ることもあります。
- 骨髄抑制:骨髄への広がりによって、白血球、赤血球、血小板の減少を認めることがあります。倦怠感を悪化させ、出血、感染のリスクが高まります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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