急性脳症を防ぐには、どうしたらよいですか?
感染症にかからないように、手洗いうがい、マスク着用などの感染対策をしましょう。
急性脳症はウイルスや細菌などの感染、もしくは代謝性疾患などがきっかけで起こる病気です。
なかでも発症のきっかけとして頻度が高いのがインフルエンザで、厚生労働省が行った調査によると急性脳症の27%がインフルエンザ感染に伴っていました。
したがって、インフルエンザの予防が急性脳症の予防につながります。インフルエンザワクチンの接種に加え、マスクや手洗い・うがいの徹底など基本的な感染対策を行うのがよいでしょう。
また、発熱しているお子さんからは目を離さず、けいれんや意識障害が生じた際には、すぐに病院を受診するようにしましょう。
そのほか、糖尿病や肝臓、腎臓の病気の悪化や、アルコール依存症、ビタミン障害を起こすような栄養バランスの悪い食事をされている場合は、脳症発症のリスクにつながるため、食生活には注意が必要です。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
水口 雅. 急性脳症の臨床・検査・画像. 小児感染免疫. 2008, 20, 43~50.
日本小児神経学会.“急性脳症の概念と疫学”..https://www.childneuro.jp/uploads/files/about/AE2016GL/4ae2016_1general.pdf,(参照 2025-01-27).
急性脳症とは.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/public/disease/ae_detail.html#a_02(参照 2025-01-27)
厚生労働省.“小児の急性脳症”..https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1j22.pdf,(参照 2025-01-27).
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