肝内胆管癌にはどのような分類がありますか?
肝内胆管癌の肉眼分類では、腫瘤形成型、胆管浸潤型、胆管内発育型の3つに大別されます。
肝内胆管癌の肉眼分類には、次の3つのタイプがあります。
- 腫瘤形成型(mass forming type):肝臓の中に塊を作るタイプで、最も多くみられます。
- 胆管浸潤型(periductal infiltrating type):胆管の壁に沿ってがんが広がっていくタイプです。
- 胆管内発育型(intraductal growth type):胆管の内側に、ポリープのようにがんが成長していくタイプです。
腫瘤形成型は、造影CT検査で特徴的な画像所見を示すことがあり、画像所見から診断につながる場合があります。
胆管浸潤型は、明らかな塊を作りにくいため発見が遅れやすく、リンパ節へ転移しやすいことから、腫瘤形成型に比べて予後は不良とされています。
胆管内発育型は、胆管の内側にがんが育つため、胆汁の流れが悪くなり、黄疸などの症状が出やすいという特徴があります。
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医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
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