肝内胆管がんのステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
ステージ別の5年生存率は以下のようになります。
肝内胆管がんの、ステージ別生存率は以下のようになります。
- ステージI:45~58%
- ステージII:31%
- ステージIII:12~24%
- ステージIV:9%
このように、ステージ別に5年生存率は異なります。
ステージIは比較的腫瘍がとどまっており、肝臓の外に出ておらず、血管への浸潤もない状況です。この病期では、5年生存率は相対的に高い値になります。
一方で、ステージIVでは腫瘍は遠隔転移しており、治療の選択肢も限られています。胆管がんは消化器がんの中でも生存率の低いことが知られており、ステージIVの5年生存率は9%と非常に低い値です。
病気の進行状況によっては、抗がん剤治療などの治療による体の負担がかえって全身に悪影響となる場合もあり、つらい症状がないことを優先した治療に切り替える判断が必要になることもあります。
特に、病気が進行した状況では、患者さんごとに適した治療法の選択が必要です。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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