「急性心膜炎」とはどのような病気ですか?
急性心膜炎は、心臓を包む膜に炎症が起きる病気で、胸の痛みが特徴です。
急性心膜炎は、心臓の外側を覆っている心膜という袋状の膜が炎症を起こす病気です。この心膜は、心臓がスムーズに動くのを助けたり、感染から守ったりする役割があります。
この病気は、主に次の4つのうち、2つ以上の所見がある場合に診断されます。
胸の痛み
多くの場合、鋭い痛みで、深呼吸をしたり横になったりすると悪化し、体を起こして前かがみになると楽になる傾向があります。
心臓の異常な音
聴診器で心臓の音を聞くと、心膜がこすれ合うような特徴的な音が聞こえることがあります。
心電図の変化
心臓の電気活動を示す心電図に、特定の異常な波形が現れることがあります。
心臓周囲の液体貯留
心膜の間に通常より多くの液体がたまる状態です。
これらの症状に加えて、炎症を示す血液検査の数値(CRPなど)の上昇も診断の手がかりになります。
また、心臓の筋肉に炎症が及んだ「心膜炎」の場合には、心臓の筋肉の損傷を示す数値(トロポニンなど)も高くなることがあります。原因としては、ウイルス感染が最も多いですが、世界的には結核菌によるものも多いです。その他、自己免疫疾患や、がん、外傷、薬剤などが原因となることもあります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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