急性心膜炎で突然死することはありますか?
急性心膜炎単独では稀ですが、心臓の筋肉にも炎症がある場合や原因によっては突然死のリスクがあります。
急性心膜炎単独ではまれですが、心臓の筋肉にも炎症がある場合や原因によっては突然死のリスクがあります。心臓を包む膜だけに炎症が起きる急性心膜炎は、通常、予後は良好で、突然死は極めてまれです。
しかし、炎症が心臓の筋肉(心筋)にも及んでいる「心筋炎」を合併している状態では、注意が必要です。心筋炎の場合、激しい運動を行うことで心臓に負担がかかり、まれに突然死が報告されています。特に、症状が治まっても心臓の炎症が完全に治まっていない状態で、スポーツなどの激しい活動を再開することは、危険を伴う可能性があります。
このため、急性心膜炎と診断された場合は、心臓への負担を避けるために、医師の指示に従い、症状がなくなるだけでなく、血液検査や心臓の超音波検査などで炎症が完全に治まったと確認されるまで、運動を控えることが非常に大切です。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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