ホットフラッシュに効く市販薬や漢方薬はありますか?
加味逍遙散や桂枝茯苓丸が有効な場合がありますが、必ず医師や薬剤師に相談してください。
ホットフラッシュは、急に体がカーッと熱くなる、更年期によくある症状で、つらいです。
市販薬や漢方薬の中にも、ホットフラッシュの症状を和らげるのに役立つ可能性のあるものがいくつかあります。
市販薬
市販薬としては、ビタミンEを主成分とするものがあります。ビタミンEは、体のサビつきを防ぐ抗酸化作用があり、血行をよくする働きも期待できます。
漢方薬
漢方薬としては、体質や症状に合わせてさまざまな種類が用いられます。
例えば、加味逍遙散(かみしょうようさん)は、イライラや不安感を伴うホットフラッシュによく使われます。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、冷えを伴うホットフラッシュに適していると言われています。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、比較的体力がある方の、のぼせや肩こりを伴うホットフラッシュに使われることがあります。
ただし、市販薬や漢方薬は、あくまで症状を和らげるためのもので、根本的な治療ではありません。また、体質に合わない場合や、他の薬との飲み合わせに注意が必要な場合もあります。
市販薬を使用する場合は、薬剤師さんに相談して、自分の症状に合ったものを選ぶようにしましょう。漢方薬を試したい場合は、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのがおすすめです。
もし、市販薬や漢方薬を使っても症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出るほどつらい場合は、我慢せずに婦人科など専門のお医者さんに相談することが大切です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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