開放隅角緑内障は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
点眼薬が主流で、種類により副作用も異なります。
開放隅角緑内障の治療では、眼圧を下げることが最も重要であり、基本的には点眼薬による治療が中心となります。
主に以下のような薬剤が使われます。
プロスタグランジン関連薬(房水の排出促進)
主な副作用
- 結膜充血
- まつ毛の増毛・伸長
- 虹彩の色素沈着(目の色が濃くなる)
- 目の周囲の皮膚が黒ずむ
β遮断薬(房水の産生抑制)
主な副作用
α2作動薬(房水産生抑制+排出促進)
主な副作用
炭酸脱水酵素阻害薬(房水産生抑制)
主な副作用
Rhoキナーゼ阻害薬(排出促進)
主な副作用
- 強い結膜充血
- 目の違和感
- 目の痛み
副作用の出方は個人差があり、特に心肺疾患や高齢者では慎重な薬剤選択が必要です。また、1種類で眼圧が下がらない場合には複数の薬を併用することもあります。
治療は継続が非常に大切なため、副作用がつらい場合は我慢せずに医師へ相談し、自分に合った治療薬を見つけることが視力を守る鍵となります。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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