開放隅角緑内障の末期症状はどのようなものがありますか?
見える範囲が極端に狭くなる状態になります。
開放隅角緑内障の末期では、視神経障害が高度に進行し、重度の視野障害が出現します。初期から中期にかけては周辺視野から徐々に欠けていきますが、末期になると視野欠損が広範囲に及び、見える範囲が極端に狭くなる(求心性視野狭窄、いわゆるトンネル視)状態になります。
さらに進行すると、中心視野も障害され、読書や顔の認識が困難になることがあります。視力自体は比較的保たれることもありますが、視野が著しく狭くなるため、歩行時に物にぶつかりやすくなる、階段の昇降が難しくなるなど、日常生活に大きな支障をきたします。
開放隅角緑内障では、強い眼痛や頭痛などの急性症状が出ることは通常ありませんが、視機能障害は不可逆的に進行します。最終的には、視機能が著しく低下し、失明に至る可能性もあります。
このため、末期に至る前の早期発見と、眼圧を十分に下げる継続的な治療が極めて重要です。
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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
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