開放隅角緑内障の患者さんで禁忌(使ってはいけない)とされる薬にはどのようなものがありますか?
β遮断薬やステロイドは慎重に使用します。
開放隅角緑内障では、閉塞隅角緑内障と異なり、散瞳薬(瞳を広げる薬)の使用は基本的に問題ありません。
ただし、治療に用いられるβ遮断薬の点眼には注意が必要です。
β遮断薬は、心臓や肺にも作用するため、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、徐脈(脈が遅い)などの疾患を持つ患者さんでは使用を避けるか、慎重な管理が必要です。
また、ステロイド薬(点眼・内服・吸入)は、眼圧上昇のリスクがあるため、長期使用時には眼科医の管理下に置かれるべきです。
すべての薬剤使用時には、必ず眼科医に相談することが重要です。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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