フライバーグ病は治りますか?
早い段階で治療を始めれば、多くの場合症状は改善し、良好な経過が期待できます。
フライバーグ病は、病状の段階や治療の開始時期によって、治り方や経過が変わってきます。以下にあるように、早い段階で病気を発見し、治療を開始することが大切です。
早期治療が重要
症状が始まってから早期の時点で、適切な保存療法(運動の制限、靴の調整、リハビリなど)が行われた場合、多くの患者さんで症状が改善し、長期的によい状態が保たれることが期待できます。特に、レントゲン検査で初期段階と診断された患者さんの多くは、保存療法で成功しています。
このように早期治療を行うことで、足の変形や慢性的な痛みを避けることができます。
進行してしまった場合は、手術も検討
もし病気が進行してしまい、関節の変形が進んでしまった場合は、元の骨の形には戻らなくなってしまうことがあります。見た目の変形だけではなく、機能的な問題や、長引く痛みの原因となります。
このような進行した病状では、関節の形を整えたり、今後の病気の進行を抑えたりするために、手術が検討されます。手術によっても、症状が十分に改善されることが期待できます。ただし、手術にはリスクも伴うため、患者さんの状況に合わせた適切なタイミングで行うことが重要です。
フライバーグ病は、完全な元の骨の形に戻すという意味では、治るとは限らない場合もあります。特に痛みを放置して、診断や治療の開始が遅れてしまった場合に、このような可能性があります。しかし、手術などの治療によって症状をコントロールし、足の機能を維持して、快適な日常生活を送れるようにすることは十分に可能な病気です。病気がわかった場合には、十分に治療を継続するようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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