フライバーグ病を放置するとどうなりますか？

フライバーグ病を治療せずに放置し、足の状態に注意せずに生活してしまうと、病気がどんどん悪化してしまう可能性があります。その場合、次のような状態になる可能性があります。

足の変形と変形性関節症

• 足の指の付け根の骨（中足骨頭）が、さらに平らにつぶれてしまい、足の指の変形が悪化します。
• 変形性関節症（へんけいせいかんせつしょう）といって、軟骨がすり減って関節の変形が悪化すると、もとの健康なときの形に戻ることはなくなります。また、慢性的な痛みにつながりやすくなります。

慢性的な痛みと機能障害

• 変形が進むと、常に痛みが残ったり、関節の動きが悪くなったりします。
• 足の指が強く曲がってしまう「ハンマートゥ」などの変形が生じることもあります。
• これらの変形により、日常生活での歩行や運動に支障が出ると、生活の質が大きく下がってしまう可能性があります。

手術が必要になる可能性

• 病気が進行して変形がひどくなると、保存療法では効果がみられにくくなります。
• 症状の改善のために、手術が必要になる可能性が高くなります。

早期に診断を受けて治療を始めることで、このような進行や合併症を防ぎ、足の健康につながります。