血管新生緑内障の治療薬は、薬局で待たずに通販などのオンラインで購入する方法はありますか?
血管新生緑内障の治療薬は、通販やオンラインで購入することは、基本的にできません。
血管新生緑内障の治療薬を薬局での待ち時間なしに、通販やオンラインで購入することは、基本的にできません。この疾患は非常に進行が早く、放置すれば短期間で失明に至る可能性がある重篤な眼科疾患であるため、治療には医師の正確な診断と専門的な管理が不可欠です。
血管新生緑内障の治療では、眼圧を下げる点眼薬に加え、病態の根本に関与する新生血管の抑制を目的として、抗VEGF薬の硝子体内注射が行われることがあります。これらの薬剤は、いずれも市販はされておらず、眼科医による処方および治療が必要です。特に抗VEGF薬は、医療機関内での注射処置が必要なため、一般の通販サイトや市販薬として入手することはできません。
また、オンライン診療の制度を利用して薬を処方・郵送してもらう仕組みも一部には存在しますが、血管新生緑内障のような緊急性の高い疾患については、初診からオンラインのみで対応することは現行の医療制度上でも制限されており、実際の眼科検査や処置を省略することは適切ではありません。点眼薬や内服薬であっても、眼圧や眼底の状態を確認しながら使用する必要があるため、医師の管理下での使用が原則となります。
したがって、血管新生緑内障の治療薬をオンラインや通販で手軽に購入することは現実的ではなく、また安全上も推奨されません。症状がある場合や治療が必要な場合には、必ず早めに眼科を受診し、医師の診断と指示に従って正規のルートで治療薬を受け取ることが重要です。自己判断による治療の遅れは、視力に重大な影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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