「癌性疼痛」とはどのような病気ですか?

がんによって現れる痛みです。

解説

「癌性疼痛」は、がんによって生じる痛みの総称です。痛みを生じさせる原因によって、以下の3つに分類されます。

体性痛

骨転移で骨が破壊されたりすることによって、痛みが生じます。

  • 痛みの特徴:うずくような、鋭い、拍動するような痛みです。
  • 痛みの場所:場所がはっきりとした痛みが持続します。体の動きに伴って痛みが変化します。

内臓痛

食道や大腸へのがんの浸潤などによって、痛みが生じます。

  • 痛みの特徴:深く絞られるような、押されるような痛みです。
  • 痛みの場所:場所がはっきりとしない痛みです。

神経障害性疼痛

がんが神経に浸潤したり、化学療法・放射線治療で神経が障害されることで、痛みが生じます。

  • 痛みの特徴:しびれ感を伴う痛み、電気が走るような痛みです。
  • 痛みの場所:痛みの場所は神経の分布に対応します。

公開日

最終更新日

東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教

石橋 直弥 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

癌性疼痛

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

癌性疼痛の原因は何がありますか?

がん患者さんの全般で起こります。

癌性疼痛ではどのような症状がありますか?

がん自体が直接原因となっている痛み、がん治療に伴って生じる痛み、がんに関連した痛みがあります。

癌性疼痛には初期症状はありますか?

がんの進行度により起こりうる症状で、診断前や早期のステージで痛みを感じる方もいます。

癌性疼痛の場合、主にどのような治療をしますか?

薬物療法、放射線治療、神経ブロックなどがあります。

癌性疼痛が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

ペインクリニックや緩和ケア科の受診をおすすめします。

癌性疼痛のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

癌性疼痛は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

通常の鎮痛薬や医療用麻薬を使用します。

癌性疼痛で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

ペインクリニックなどで神経ブロックなどを行います。

癌性疼痛の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

痛みにより歩けなくなったりすることがあるため、QOL(生活の質)の低下に気をつけていきましょう。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら