癌性疼痛
「癌性疼痛」は、がんによって生じる痛みの総称です。がん自体が直接原因の痛み、がん治療に伴って生じる痛み、がんに関連した痛みの三つに分けられます。進行がんと診断された患者さん全体では70〜80%に痛みがあるとされ、QOL(生活の質)向上のため、早期から終末期の患者さんまで治療を行います。治療を諦めたから、がん自体の治療を出来なくなったから行うものではありません。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
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がんによって現れる痛みです。
がん患者さんの全般で起こります。
ふくらはぎや足の裏の痛みががんによるものである可能性はあります。
癌性疼痛の除痛ラダーは、痛みの強さに応じてどのような薬物療法が適切であるかを示しています。
癌性疼痛の体性痛と内臓痛は、がんのできる部位の違いによって、痛みの感じ方が異なります。
癌性疼痛の体性痛に対する治療には、鎮痛薬や筋弛緩薬などを用います。
がんの痛みの特徴は、がんによってどこが障害されるかによってさまざまです。
関連痛と放散痛は、痛みの出る部位によって区別することができます。
癌性疼痛の突出痛とは、一過性に悪化する痛みのことですが、痛みの出方によっていくつかに分類されます。
癌性疼痛を緩和するための治療には、基本的に鎮痛薬を用います。
癌性疼痛には大きく3つに分類されますが、以下にそれぞれのメカニズムを示すイラストがあります。
癌性疼痛を放置すると、痛みがひどくなり、日常生活に支障をきたしたり、より強い鎮痛薬が必要になります。
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(参考文献)
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