癌性疼痛ではどのような症状がありますか?
がん自体が直接原因となっている痛み、がん治療に伴って生じる痛み、がんに関連した痛みがあります。
体性痛
がんによる組織の圧迫や、骨への転移によって骨が破壊されたりすることによって、痛みが生じます。痛みの特徴としては、うずくような、鋭い、拍動するような痛みがあり、比較的場所がはっきりとした痛みが持続します。体の動きに伴って痛みが変化します。
内臓痛
食道や大腸などへの臓器がんの浸潤(細胞など組織が周囲に広がっていくこと)などによって痛みが生じます。痛みの特徴としては、深く絞られるような、押されるような痛みがあり、場所がはっきりとしない痛みになることがあります。
神経障害性疼痛
がんが神経に浸潤したり、化学療法・放射線治療で神経が傷ついたりすることで痛みが生じます。しびれ感を伴う痛みや、電気が走るような痛みがあります。痛みの場所は神経の分布に対応します。
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最終更新日:
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
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癌性疼痛
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「癌性疼痛」とはどのような病気ですか?
がんによって現れる痛みです。
癌性疼痛の原因は何がありますか?
がん患者さんの全般で起こります。
癌性疼痛には初期症状はありますか?
がんの進行度により起こりうる症状で、診断前や早期のステージで痛みを感じる方もいます。
癌性疼痛の場合、主にどのような治療をしますか?
薬物療法、放射線治療、神経ブロックなどがあります。
癌性疼痛が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
ペインクリニックや緩和ケア科の受診をおすすめします。
癌性疼痛のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
癌性疼痛は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
通常の鎮痛薬や医療用麻薬を使用します。
癌性疼痛で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ペインクリニックなどで神経ブロックなどを行います。
癌性疼痛の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
痛みにより歩けなくなったりすることがあるため、QOL(生活の質)の低下に気をつけていきましょう。
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