前立腺炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
前立腺炎そのものを自分で診断する方法はありません。前立腺炎かどうかは、尿や前立腺液の検査などを行ったうえで医師が判断します。ただし次のような症状があるときは、急性前立腺炎の可能性があります。これらは早めの受診が必要で、とくに尿が出せない場合やぐったりしている場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 38度以上の高熱や悪寒がある
- 排尿のときに強い痛みがある
- 尿が出にくい、またはまったく出せない
- 会陰部(陰のうと肛門の間)や下腹部に強い痛みがある
診断はできませんが、次のような症状が当てはまる場合は、慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CPPS)の可能性があります。
- 会陰部(陰のうと肛門の間)や下腹部、陰のう、ペニスの先などに痛みや不快感がある
- 排尿のときや射精のときに、痛みや違和感がある
- 頻尿や残尿感がある
- これらの症状が3か月ほど続く、または繰り返している
当てはまる項目があり、症状が続いたり生活に支障を感じたりする場合は、点数の高さにかかわらず、自己判断せずに泌尿器科で相談しましょう。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで前立腺炎かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CPPS)には、症状の程度を自分で点数化できる問診票があります。「NIH-CPSI(慢性前立腺炎症状スコア)」と呼ばれるもので、痛みの場所や強さ、排尿の状態、生活への支障の程度などを点数で表します。ただし、これは症状の重さを把握したり、治療の経過を確認したりするための目安であり、診断のための道具ではありません。
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(参考文献)
M S Litwin et al.“The National Institutes of Health chronic prostatitis symptom index: development and validation of a new outcome measure. Chronic Prostatitis Collaborative Research Network”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10411041/,(参照 2026-06-23).
A S Polackwich et al.“Chronic prostatitis/chronic pelvic pain syndrome: a review of evaluation and therapy”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26951713/,(参照 2026-06-23).
Masahiro Matsumoto et al.“AAUS guideline for acute bacterial prostatitis 2021”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34116910/,(参照 2026-06-23).
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編集・監修基準について
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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