網膜色素線条症の原因は何がありますか?
網膜色素線条症の原因には、結合組織の異常や加齢に伴って発症することがあります。
網膜色素線条症は、網膜の深層にあるブルッフ膜が弱くなったり、硬くなったりすることで起こります。
主な原因は、以下の通りです。
- 弾性線維性仮性黄色腫:最も頻度が高い関連疾患で、遺伝性の結合組織異常です。皮膚の異常(首や腋の黄白色の小丘疹)や血管の石灰化もみられます。
- 鎌状赤血球貧血やサラセミア:血液疾患に伴い、網膜への虚血や構造的変化を引き起こします。
- パジェット病:骨の代謝異常疾患で、高齢者に多く、骨の変形や疼痛を伴います。
- Ehlers-Danlos症候群やMarfan症候群などの結合組織疾患
- 加齢による変性:特に原因となる全身疾患がみつからない場合もあり、加齢性変化に伴うブルッフ膜の脆弱化が関与することがあります。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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