網膜色素線条症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
網膜色素線条症が疑われる場合は、眼科を受診してください。
網膜色素線条症が疑われる場合は、眼科を受診しましょう。
網膜色素線条症は、網膜の深部にあるブルッフ膜という組織が脆弱化して生じる線状の病変であり、視力に関わる合併症を早期にみつけて対処することが重要です。
初期には、無症状のことも多いため、専門的な検査を受けることがすすめられます。
眼科では、眼底検査(散瞳)、OCT(光干渉断層計)、蛍光眼底造影(FA)などにより、網膜や脈絡膜の状態を詳しく調べることができます。
特に、脈絡膜新生血管といった合併症の有無を早期に把握することが、視力の維持にとって重要です。
また、偽性黄色腫、鎌状赤血球貧血、パジェット病などの全身疾患が背景にあることも多いため、眼科での診察後に必要に応じて皮膚科、内科、血液内科、整形外科などへの紹介が行われる場合もあります。
したがって、網膜色素線条症が疑われた段階では、まず眼科を受診し、適切な診断と必要に応じた全身評価を受けることが大切です。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
網膜色素線条症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ