骨髄線維症の余命はどのくらい?末期の場合や治療した場合の生存率は?
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骨髄線維症の末期状態における余命(生存率)はどのくらいですか?
骨髄線維症の末期状態における余命(生存率)はどのくらいですか?
原発性骨髄線維症の最もリスクが高いグループでは、50%の方の余命が1~2年程度です。
原発性骨髄線維症は臨床情報に基づく国際的な予後予測分類が複数あり、その中で最も予後不良グループもしくはリスクが高いグループにおける生存率をお答えして回答とさせていただきます。
最も予後不良の高リスクグループでは、50%の患者さんが生存する期間が1.3〜2.3年とされています。なお、低リスクは10年以上、中間リスクⅠは6.5〜14.2年、中間リスクⅡは2.9〜4.8年となっています(2015年5月報告)。
予後不良因子は、65歳以上、貧血、発熱・体重減少などの症状、染色体異常、白血球数異常などです。
(参考文献)
日本臨床腫瘍学会. 新臨床腫瘍学 第7版. pp.601~602, 南江堂. 2024
N. Kröger, et al. Blood. 2015, 125(21), 3347-3350.
N. Gagelmann, et al. Blood. 2019,133(20),2233-2242.
下田和哉ほか.原発性骨髄線維症 | 症状、診断・治療方針まで.今日の臨床サポート,https://clinicalsup.jp/jpoc/contentpage.aspx?diseaseid=1161(参照 2025-01-17)
一般社団法人 日本血液学会.ホーム|造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版).日本血液学会,URL:http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html#soron(参照 2025-01-17)
骨髄線維症をきちんと治療した場合の余命(生存率)はどのくらいですか?
骨髄線維症をきちんと治療した場合の余命(生存率)はどのくらいですか?
低リスクでは10年以上の生存、中間-IIリスク以上は同種造血幹細胞移植後5年生存率20~80%です。
低リスクおよび中間-Ⅰリスクでは、臨床症状・貧血症状を欠く患者さんの生存期間は10年を越えるため、経過観察を行います。脾腫や全身症状を有する場合には、ルキソリチニブ投与を行います。
中間-Ⅱリスクおよび高リスクの現時点での治癒的治療法は、同種造血幹細胞移植です。中間-IIリスク、高リスク群においては、同種造血幹細胞移植により生存改善効果が期待できるとされています。
原発性骨髄線維症への同種造血幹細胞移植後の生存率、非再発死亡を予測するmyelofibrosis transplant scoring system(MTSS)が参考になります。
移植時の年齢や活動性、白血球数、血小板数など7項目のうちいくつ有するかにより、同種造血幹細胞移植後の予後を、
- 低リスク(有するリスク数0~2)
- 中間リスク(有するリスク数3~4)
- 高リスク(有するリスク数5)
- 超高リスク(有するリスク数>5)
の4群に分類します。
移植後の5年生存率はそれぞれ、
- 低リスク:83%
- 中間リスク:64%
- 高リスク:37%
- 超高リスク:22%
です(2019年5月報告)。
(参考文献)
日本臨床腫瘍学会. 新臨床腫瘍学 第7版. pp.601~602, 南江堂. 2024
N. Kröger, et al. Blood. 2015, 125(21), 3347-3350.
N. Gagelmann, et al. Blood. 2019,133(20),2233-2242.
下田和哉ほか.原発性骨髄線維症 | 症状、診断・治療方針まで.今日の臨床サポート,https://clinicalsup.jp/jpoc/contentpage.aspx?diseaseid=1161(参照 2025-01-17)
一般社団法人 日本血液学会.ホーム|造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版).日本血液学会,URL:http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/1_4.html#soron(参照 2025-01-17)
骨髄線維症の余命はどのくらいですか?
骨髄線維症の余命はどのくらいですか?
日本における研究で、3年後に生存している患者さんの割合は59%でした。
日本における骨髄線維症の研究では、3年後に生存している患者さんの割合は59%、生存期間を順に比較したとき中央にあたる方の生存期間は3.9年でした。
主な死因は感染症、急性白血病への移行、出血、病気の悪化などでした。このデータは、フランスでの研究結果とほぼ同じです。フランスの研究では、1962年から1992年に診断された195人の平均生存期間が42ヶ月(約3.5年)であったと報告されています(2023年3月報告)。
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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医師執筆/監修
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東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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