エイズは予防できますか?
3つの主な感染経路を知り、適切な対策をとることで感染リスクを減らすことができます。
エイズを予防するためのワクチンは現時点ではありません。エイズの病原体であるHIVというウイルスは、年月の経過とともに構造が変化するため、ワクチンの開発は困難とされています。
一方、HIVは血液や精液、腟分泌液などに含まれるものの、日常生活の通常の接触(握手、ハグ、キスなど)では感染しません。
感染する経路は、主に以下の3つに限られているため、適切な対策をとることで感染リスクを減らすことができます。
1.性行為による感染
コンドームを正しく使用し、安全な性行為を理解することが予防につながります。
2.HIVに感染している母親から胎盤、産道、母乳を介して赤ちゃんに感染
対策としては以下のようなものがありますが、詳しくは専門医にご相談ください。
- 母親が薬による治療を受ける
- 母乳を避けて粉ミルクで育てる
など
3.血液による感染(輸血、臓器移植、医療事故、麻薬等の静脈注射など)
以下を心がけることが予防につながります。
- 血液が付着した器具を使用しない
- 血液には直接触れない
など
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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