膵炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

点滴、痛み止め、抗菌薬、蛋白分解酵素阻害薬などの薬で治療します。副作用は薬によってさまざまです。

急性膵炎では、病状に応じて点滴、痛み止め、抗菌薬、蛋白分解酵素阻害薬などの薬で治療します。副作用は薬によってさまざまです。

①点滴

急性膵炎では、炎症の影響で体内の水分が不足しやすく、血圧が下がることがあります。そのため、早い段階で十分な点滴をします。ただし、点滴が多すぎると、心不全むくみなどの問題が起こるため、血圧やおしっこの量、呼吸状態などを見ながら量を調整します。

②痛み止め

急性膵炎は強いお腹の痛みが出ることが多く、痛みを和らげる治療が行われます。使う薬は痛みの強さや体の状態によって異なり、副作用は薬によってさまざまです。たとえば、NSAIDsでは胃潰瘍十二指腸潰瘍、腎機能障害など、ペンタゾシンでは吐き気や嘔吐、幻覚などの副作用が報告されています。

③抗菌薬

急性膵炎の患者さんすべてに抗菌薬を使用するわけではありませんが、急性胆管炎を合併している場合や細菌感染が疑われる場合、重症の場合などに、抗菌薬を投与することがあります。抗菌薬の副作用として、発疹下痢、吐き気などが報告されています。

④蛋白分解酵素阻害薬

膵臓が分泌する蛋白分解酵素が炎症を悪化させると考えられているため、日本では、病状に応じて蛋白分解酵素阻害薬が使われることがあります。ただし、有効性については十分に確立していない部分もあり、薬を使うかどうかは、病状や施設の方針によって判断されます。副作用として、発疹、吐き気、肝機能障害などが報告されています。

治療の内容は、重症度や患者さんの状態によって異なります。実際の治療方針については、医師から十分な説明を受けることが大切です。

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医療法人社団明世会成城内科 消化器科

重松 秀 監修

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