女性の尖圭コンジローマの見分け方は何ですか?
尖圭コンジローマが好発する部位に特徴的な形のイボがあるか確認し、疑わしい場合は追加検査で見分けます。
女性の尖圭コンジローマの典型的な特徴には以下のものがありますが、非典型的なものもあります。また、妊娠して免疫力が下がってからできものができることも多いです。気になるできものができた場合は、皮膚科か産婦人科を受診しましょう。
尖圭コンジローマのイボの特徴
好発する部位
腟、腟の周囲(陰唇、腟前庭)、子宮頸部、その他の部位(口や肛門周囲)など
特徴的な形状
表面が粒状、カリフラワーやニワトリのトサカ、乳頭(乳首)に似ている、先端が尖っているなど
色
ピンクや赤が多いですが、その周囲の色と変わらない色や茶色、黒色のこともあります。
症状
悪臭を伴うことがあります。痛みを伴わないことが多いですが、巨大な場合は痛みを伴うこともあります。
診断に必要な検査
多くの場合、感染の経緯を確認して、見た目だけで診断することができます。 採血検査や、できものを一部切除してその検体を検査すること(生検)などで、似た病気も含めて確定診断することができます。
尖圭コンジローマと間違いやすい病気はこちらをご参照ください。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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