上腕骨骨折をした場合、全治何ヶ月ですか?
骨折の重傷度やもともとの運動能力によって変化します。2~4か月は必要となる場合が多いです。
骨折の型や重症度、個々のもともとの運動能力などによって治療期間が変化します。
上腕骨骨折は大きく「近位端」「骨幹部」「遠位端」の3か所に分類されます。それぞれにおいて重症度の評価方法が異なります。
一般的には、ずれが大きいほど、粉砕した箇所が多いほど、関節に近い骨折ほど重症で手術を要する場合が多いです。
このため、手術を行ったとしても、積極的なリハビリが行えるほど骨折部が安定するまでには1か月ほど必要になる場合もあります。
手術を行わない場合は、ギプスなどの外固定を行い骨折部が安定するのを確認してから積極的なリハビリが始まることが多いです。
このため、十分なリハビリも含めると、軽症の骨折でも1〜2か月、重症であれば3〜6か月の治療期間を要することが多いです。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外傷学会.“上腕骨近位端骨折”..https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip14.html,(参照 2025-06-26).
.“上腕骨近位部骨折”.整形外科シリーズ 30.https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_030.pdf,(参照 2025-06-26).
日本整形外傷学会.“上腕骨骨幹部骨折”..https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip28.html,(参照 2025-06-26).
日本整形外傷学会.“成人の上腕骨遠位部骨折”..https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip04.html,(参照 2025-06-26).
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