上腕骨骨折後のリハビリはどう行う?どんな症状が出る?原因は?

監修医師濱畑 智弘整形外科 / 山田記念病院

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上腕骨骨折ではどのような症状がありますか?

主な症状は痛みや動かしにくさです。腫れや内出血もよくみられます。

この病気の主な症状は、腕の痛みです。骨折を起こした部位によって痛みを感じる場所が異なるため、腕ではなく肩や肘に痛みを感じるという方もいます。

骨折を起こした直後に非常に強い痛みを生じることが一般的です。時間がたつと少し痛みが落ち着くものの、しばらくの間は少しでも腕を持ち上げたり捻ったりしようとすると痛みを生じます。

骨折部位によって、肩や肘をほとんど動かすことができないという症状がみられる場合もあります。

痛みの他の症状には、見た目の変化として腫れや内出血があります。内出血は時間がたってからはっきりする場合があったり、骨折の状況によっては内出血がほとんど分からなかったりする場合もあります。

骨折の状況がより重症な場合は、見た目が明らかに変形していたり、腕を動かしたさいにゴリッというような異常な音が聞こえたり、手や指にしびれや動かしにくさといった神経症状がみられたりする場合があります。

上腕骨骨折後のリハビリはどのように行いますか?

骨折部の安定性を確認しながら、時期に合わせた各種リハビリを行います。

この骨折ではリハビリがとても重要になります。とくに肩や肘といった関節まわりには様々な筋肉が関係しているため、これらの筋肉が固まってしまったり筋力が低下してしまったりすると、スムーズな関節の運動が出来なくなるためです。

このため、関節の可動域を狭くしない、筋力低下を防ぐためにも、骨折後の早い段階からリハビリに取り組むことが重要です。

ただし、腕を動かしてリハビリを行うということは骨折部にも力がかかりすぎてしまう可能性があります。骨折の状況に適したリハビリを、理学療法士や作業療法士といった専門家とともに行うことが重要です。

例えば、骨折部が安定していない早期の段階では、骨折部にはあまり力がかからないように周りの部位を動かしたりマッサージをしたりしながら、血流を改善させたり関節が固くなるのを防ぐ運動を行います。

骨折部が安定してきたら、筋力回復を促すために運動の負荷をかけたり、日常生活でどのように腕を使っていくかを身につけていきます。

骨折の型や重症度にもよりますが、リハビリ期間が3~6か月と長くなることも少なくない骨折もあります。

上腕骨骨折の原因は何がありますか?

頻度の高い原因は転倒です。腕を伸ばして手をついたり、腕そのものを直接ぶつけて骨折を起こします。

この病気の頻度の高い原因は転倒です。腕を伸ばして手をついた際や、腕そのものを直接ぶつけた際に骨折が起こります。

ひとくちに上腕骨骨折といっても、上腕骨は上下に長い骨であり、患者さんの状況によって折れやすい部位や原因が異なるという特徴があります。

上腕骨近位端骨折(肩に近い部位での骨折)

高齢者が転倒した際に起こしやすい骨折です。骨粗鬆症がある方に特に多くみられます。若い人の場合は、激しいスポーツや交通事故で非常に強い力がかかった場合や、肩の脱臼の際に部分的な骨折を起こす場合があります。

上腕骨骨幹部骨折(肩と肘の中間近くの骨折)

ねじれる力が強く働いた際に起こることのある骨折です。若い方が勢いよく投球をした際や、腕相撲した際に骨折することがあります。もちろん交通事故などの強い力がかかることでも骨折します。

上腕骨遠位端骨折(肘に近い部位での骨折)

若い方でも、勢いよく肘を伸ばして手をついた際に起こすことのある骨折です。例えば、自転車やバイクに乗っている際に転倒して骨折することもあります。また、子供がうんてい(雲梯)やブランコ、鉄棒で遊んでいて落下して骨折する場合もあります。

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山田記念病院 整形外科 整形外科部長

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