腎機能低下は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
状態に応じて腎臓を守る薬を使います。副作用は薬ごとに異なります。
腎機能低下の薬は、原因そのものを治す薬というより、腎臓がこれ以上悪くならないよう守る薬が中心です。
昔からの代表的な薬は、ACE阻害薬やアンジオテンシン受容体阻害薬(ARB)で、腎臓への血流を調節して、尿蛋白を減らしたり腎臓への負担を軽くしたりします。近年では、SGLT2阻害薬も同様に腎臓の負担を軽減し、腎機能低下を遅らせる薬として広く使われます。
その他にもさまざまな薬があります。むくみがあれば利尿薬、原因が腎炎ならステロイドや免疫抑制薬が使われることもあります。ひとつの薬で治すのではなく、原因に応じて組み合わせて治療します。
副作用は薬によって異なります。ACE阻害薬/ARBでは、低血圧、高カリウム血症などがあります。SGLT2阻害薬では、開始時に一時的に腎機能が低下するinitial dipという現象があります。ほかに尿路感染症に注意が必要とされています。
利尿薬では脱水や電解質異常、ステロイドでは感染症、糖尿病、胃潰瘍、骨粗鬆症などが問題になります。そのため、治療中は血液検査や尿検査で、副作用がないかどうかを確認しながら続けることが大切です。
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(参考文献)
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虎の門病院分院 腎センター内科・リウマチ膠原病科 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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