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IgA腎症
「IgA腎症」とは、IgAという免疫グロブリンが腎臓の糸球体に沈着して炎症を引き起こす病気です。多くは無症状で、血尿や蛋白尿が検診で発見されます。風邪をきっかけにコーラ色の血尿が出ることもあります。尿蛋白や血尿が見られる場合は、腎臓内科を受診しましょう。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
病気について
症状について
IgA腎症ではどのような症状がありますか?
無症状の血尿や蛋白尿が多いです。肉眼的血尿が見られることや、ネフローゼ症候群を起こすこともあります。
IgA腎症には初期症状はありますか?
尿蛋白や尿潜血、肉眼的血尿が見られます。腎機能が悪い・尿蛋白が多い場合には、むくみや高血圧が見られることがあります。
IgA腎症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
IgA腎症が進行した場合、寿命に影響はありますか?
IgA腎症が進行し腎機能が低下すると、一般人口と比べると余命は短いと言わざるを得ないでしょう。
IgA腎症に罹患すると疲れやすくなりますか?
肉眼的血尿に伴って疲労感がでたり、腎機能が低下することで全身のだるさがでる可能性もあります。
IgA腎症で血尿が出ることはありますか?
IgA腎症では尿潜血や血尿がでることがあり、検診で指摘されて病気とわかる場合も多くあります。
IgA腎症で皮膚に症状が出ることはありますか?
一般的にIgA腎症では皮膚症状は現れません。
治療について
IgA腎症の場合、主にどのような治療をしますか?
全例で血圧の管理をします。腎機能低下のリスクが高い場合にはステロイド治療を行います。日本では扁桃摘出術を行うことが多いです。
IgA腎症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
肥満対策、運動、禁煙、減塩など生活週間の改善は必須です。
IgA腎症は治る病気ですか?
寛解(病期を抑えた状態)に至る例がほとんどですが、中には進行し腎代替療法を要する例もあります。
IgA腎症のステージごとの症状や治療法を教えてください。
初期は無症状で、次第にむくみ等が現れます。尿蛋白が多くなると降圧剤やステロイド等で治療されます。
IgA腎症の場合、扁桃腺摘出は必須ですか?費用はどれくらいかかりますか?
扁桃腺摘出術はひとつの治療法であり、病態に応じて選択されます。費用は医療機関にお問合せください。
ステロイドパルス療法とはなんですか?この治療でIgA腎症は良くなりますか?副作用はありますか?
ステロイド薬の点滴投与です。IgA腎症への効果が確認されていますが、感染症等の副作用に注意が必要です。
IgA腎症の場合、食事で気を付けることはありますか?
重症度などにより異なりますが、減塩やタンパク質制限が必要になることもあります。
受診について
診断について
検査について
薬について
(参考文献)
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